サインペンで描こう

今回はサインペンで自画像を描く、という中々プレッシャーのかかるカリキュラムに挑戦しました。

最初から一切手直し出来ない状態で描き進めるのはかなりハードルが高いので、最初の30分程は鉛筆で大まかな下描きを入れてから臨みました。いつもの事ですが、輪郭の上下半分の少し上辺りが目の高さに、左右半分の中心線に鼻、口、顎が位置すること等(個人差があるので必ずしもではありませんが…)を確認の上、それぞれ鏡と睨めっこしながら輪郭、パーツを下書きします。

サインペンは鉛筆とは異なり、筆圧や持ち方によって濃さや線の太さを調整する事は出来ません。しかし画用紙の白をどれだけ残すか、つまり線をどれだけ詰めるかによって濃淡の差や立体感を描く事が可能です。またインク自体は一定の濃さのため、イラスト調の雰囲気を演出する事が出来、また絵そのものの強さを出せると言う魅力があります。

形を見る、特徴を掴む方法は前回の記事に描いたデッサンと全く同じですが、使用する道具によって演出をガラリと変えて見せる事が出来るのが面白いところです。骨格をおさらいしつつ、自分の魅力って、特徴って、自分らしさって何だろうな?と各々考え探してくれていたら嬉しいです。他の誰でもない自分、その自分の良さを最大限認めてあげられる人でいてくれたら良いなと思った夏最後のカリキュラムでした。