紐の立体工作

今回はちょっと捻りのある工作です。

最初に正方形の木枠を組み立て、その柱に紐を張って空間を演出し、オブジェを制作しました。

まずは2種類の長さの8本の角材で四角を二つ組み、速乾性ボンドで接着させ上面と下面を作ります。その後間に柱になる角材を挟み立方体に組み上げました。柱を各々好きな色で彩色しベースは完成です。

続いて1m程の長さの毛糸や刺繍糸を任意の場所に括り付け、柱から柱に渡していき、長さが無くなったところで再度固結びをします。これを繰り返しながら中央の空有間部分に糸をどんどん張り巡らせていきます。いつもの事ながら非常に単純ではありますが、柱から柱に渡していく際に引っ掛けるだけでなく一度くるっと回転させないと外れてしまう事、また糸にテンションを掛けながらピンと張っていかないと位置がずれ、そもそも空間性が生まれない事、立方体なのでどの面から見ても面白さが出る様に、くるくる回しながら作業する必要がある、などなどに気を付けつつ作業を進めます。糸が増えてくると、失敗した張りが甘くても単純に張り直しが出来ない為、センスだけで無く手先の器用さや確実性が求められる作品制作と言えます。

今回は糸をそのまま使うだけでなく、糸同士を縒って2色や3色の糸を作ったり、渡して行く際に糸同士を引っ掛けたり、バリエーションが多種生まれ中々に見応えある作品が出来上がりました。最後にはバックの様に持ち手を付けて仕上げた子もおり、可愛らしいオブジェになりました。